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月刊アイワホーム6月号/「エコキュートは長府製作所がおすすめ」と「O様邸の上棟レポート」と「庭石の価値について」のお話

|Date:2023年6月16日 | Category:月刊アイワホーム |

 

パナソニック、日立、東芝、ダイキン工業など多くのメーカーがエコキュートを製造していますが、アイワホームは特別な理由(※)がない限り長府製作所のエコキュートを使うようにしています。

 

その理由は2つあり、1つは貯湯ユニットの接続バルブの位置が地面より高いため錆びに強いこと。2つ目は貯湯ユニットの足が4本あり地震の揺れに強いことです。

 

下の写真の黄色い丸で囲んだ部分が、貯湯ユニットの接続バルブです。この接続バルブが地面からの湿気で錆びることで、不具合が起こることが少なくありません。長府製作所の製品は接続バルブの位置が土台から66㎝離れていますが、ほかのメーカーの製品は45㎝程度です。小さな違いですが、こういう細かな配慮が故障率の低減につながっているような気がしています。

 

 

また貯湯ユニットの足が4本なのも安心できるポイントです。パナソニックなどは3本足で支えています。一度パナソニックの営業マンに、なぜ3本足なのか聞いたことがあるのですが、東京スカイツリーの例を出して、3本足の方が安定するからという回答でした。

 

しかし、東京スカイツリーの足が3本なのは、用地買収がうまくいかず、四角形の土地が手に入らなかったのが一番の理由で、苦肉の策として三角形の一辺の長さを長くすることで安定性を確保しています。なので、3本足で4本足と同じ安定性を手に入れるには、底面の面積がもっと広くないといけないのです。

 

無茶な理屈を言わないでよ、とその営業マンに言うと苦笑いしていましたが、4本足の椅子と3本足の椅子と、どちらが安定するかは小さな子供でも感覚的にわかると思います。

 

以上が、長府製作所のエコキュートを現時点で採用している理由です。現時点でと書いたのは、日本の製造業は優秀で、毎年進化してその時のベストが変わるからです。情報収集を怠らず、その時点のベストな製品で家を建てたいと思っています。

 

[※]

浴室が2階にある場合は、水圧の強い日立のエコキュートを採用しています。土地の形状や浴室の位置によって、長府製作所以外のエコキュートを採用することもあります。

 

 

 

ただいま家づくり進行中!のコーナー

 

◎八幡・K様邸(半地下収納と蔵のある2階建て/ラ・クーヤBOSS)

 

下の写真は5月中旬のK様邸。クロス工事に備えてたくさんの種類の壁紙が搬入されています。K様邸ではたくさんの種類の壁紙を細かく貼り分けます。壁紙は非常にコスパの良い住まいのアレンジです。せっかくの注文住宅ですから、好きな柄の壁紙を自由に選んでいただくのが良いと思っています。

 

 

壁紙工事が無事に終わり、5月下旬にK様邸が完成いたしました。お引き渡し前に撮ってきた写真を紹介しておきます。外観は南欧プロヴァンス風のデザインです。濃淡のある洋瓦をランダムに張った屋根がポイントです。

 

 

こちらは中2階のセカンドリビング。1階リビングとひとつながりの空間になっています。

 

 

1階の和室。地窓から優しい光が入ってきます。

 

 

半地下収納。小さな子どもたちのプレイルームやテレワーク室など、アイデア次第でいろんな使い方ができる空間です。

 

 

2階主寝室。

 

 

大きなバルコニー。手すりの天端にあしらった洋瓦が、外観の隠し味になっています。

 

 

子供部屋。

 

 

ホーローパネルが人気のタカラスタンダード製ユニットバス。

 

 

 

◎四国中央市・Y様邸(平屋建て)

 

工事は順調に進んでいます。下の写真は1階のLDK。これから壁紙を貼っていきます。

 

 

キッチンもきれいに収まりました。

 

 

壁紙を貼り終えた主寝室。

 

 

パープルの壁紙が目に鮮やかな子供部屋。吊り金具を利用したおしゃれな開放型のクローゼットを採用しています。

 

 

 

◎松神子・O様邸(平屋建て)

 

5月16日に上棟を行いました。下の写真は上棟開始直後、柱建ての様子です。雲ひとつない上棟日和です。

 

 

あっという間に1階部分が組み上がりました。

 

 

天井のパネル合板の上にアルミ遮熱シートを貼っていきます。

 

誤解されている方も多いのですが、太陽の輻射熱は断熱材では防ぐことができません。熱の伝わり方には対流、伝導、輻射(放射)の3通りがあり、断熱材で防ぐことができるのは伝導だけです。夏涼しい≒冷房がよく効く≒電気代が少なくて済む家を建てるには、夏の輻射熱対策が必須で、アルミ遮熱シートはその輻射熱を99%反射して防いでくれます。(性能の低いアルミ遮熱シートだと反射率80%ぐらいです。それでもないより全然ましです)

 

 

アルミ遮熱シートの上から小屋束(こやづか)や母屋(もや)といった屋根を支える構造材を組んでいきます。(黄色矢印が小屋束で、緑矢印が母屋です)

 

 

母屋の上に垂木(たるき)を渡していきます。

 

 

垂木の上から野地板(のじいた)を貼っていきます。野地板は屋根の下地材です。

 

 

野地板の上からアスファルトルーフィング(防水シート)を貼っていきます。

 

 

壁面に耐力面材を貼っていきます。

 

 

壁面全体に耐力面材を貼り終え、これにて上棟完了です!

 

 

上棟1週間後のO様邸。耐力面材の上から遮熱透湿シートを貼りました。工事はまだまだ続きます。

 

 

 

◎泉川・K様邸(平屋建て)

 

前回解体工事の様子をレポートしたK様邸。古家がきれいさっぱりなくなり、スッキリした更地が姿を現しました。黄色い矢印は新しく移設した道路縁石。もともと緑矢印の位置に縁石があったのですが、駐車場の出入りの邪魔になるので、新居浜市に許可をもらって移設したのです。

 

 

話は少し横道に逸れますが、K様邸の前面道路が新居浜市の市道だから良かったものの、これが愛媛県の県道だったりすると、申請から許可まで、手間も時間も数倍かかります。さらに国道だったりすると気が遠くなるほど時間が掛かります。県道や国道沿いの土地に家を建てようという方はできるだけ早く計画を進めることをおすすめします。

 

下の写真は地鎮祭の様子です。神主さんが四方払いをしてくれています。

 

 

地鎮祭から10日後、基礎の配筋検査を行いました。向こうの方に見える黄色い矢印の家は、OB客のM様邸。「吹き抜けリビングのあるアメリカンヴィンテージハウス」というタイトルで施工事例を紹介しているので、興味のある方は見てみてください。

 

 

 

◎泉川・I様邸(平屋建て)

 

新しく泉川で平屋建ての家づくりが始まりました。今回は完成予想パースだけ載せておきます。

 

 

 

 

アイワホームの近況コーナー

 

◎岸の近況報告

 

下の写真は、先ほど完成予想パースを紹介したI様邸の建築予定地に置かれた庭石です。I様は今回、家づくりにあたって土地を購入されたのですが、これらの庭石は土地の前の所有者が、いつか和風の庭を造りたいと思って少しずつ集められていたそうです。

 

これぐらいの大きさの庭石を購入すると1個あたり10万円ほどかかるのですが、処分するのにも同じぐらいの費用がかかります。これはどういうことかというと、石そのものに価値はほとんどなく、運搬費だけが掛かっている状況で、言うなれば0円の価値のモノを送料10万円で購入するようなものです。世の中には不思議な商品があるものです。みなさんも庭石だけは衝動買いしないようにご注意ください。

 

 

 

◎髙瀨の近況報告

 

八幡K様邸、四国中央市Y様邸、外山町K様邸のお引き渡しが重なり、慌ただしい日々を過ごしています。大嫌いなヤモリが活発に活動する嫌な季節になりました。どなたかヤモリを遠ざける方法、もしくはヤモリが大好きになる方法をご存じでしたら教えていただければと思います。

 

(続く)

 

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