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月刊アイワホーム5月号/「鳥獣保護法は家づくりにも関係する法律」と「クイズ!O様邸の基礎」と「土のリサイクル問題」のお話

|Date:2023年5月16日 | Category:月刊アイワホーム |

 

猛烈な台風やゲリラ豪雨など、工事中に来てほしくないものは色々ありますが、春から初夏にかけて子育てをするツバメも来てほしくないものの1つです。下の写真は現在建築中のK様邸の軒下に作られてしまったツバメの巣。すでに子育てが始まっています。

 

 

「ツピーツピー」という繁殖期特有の鳴き声が聞こえてくると、巣作りされないよう用心するのですが、彼らの巣作りのスピードはなかなかのもので、日曜祝日などでほんの少し現場を空けるといつの間にか立派な巣を作っています。

ツバメの巣は中に卵もヒナもいなければ撤去できるのですが、子育てが始まってしまうと鳥獣保護法違反(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)になるので撤去することはできません。2週間ほどの子育ての期間中は建物がフンで汚れないよう養生をして、見守るしかありません。

 

今回のK様邸のケースでは、ヒナが巣立ったタイミングですかさず巣を撤去して、外壁と軒天をきれいに洗浄し、巣が載っていたベントキャップを新品に交換しました(逐次K様には報告しています)。フン対策の養生と後片付けに手間のかかる珍客ですが、ツバメの巣は縁起が良いと昔から言いますし、同じ家づくりの仲間と言えなくもないので、邪険に扱わずあたたかい目で見守るようにしています。

 

 

 

ただいま家づくり進行中!のコーナー

 

◎八幡・K様邸(半地下収納と蔵のある2階建て/ラ・クーヤBOSS)

 

思わぬ珍客(ツバメ)に困惑させられたK様邸の家づくりですが、工事は順調に進んでいます。下の写真はできあがった半地下収納。収納スペースとしてはもちろん、子供の遊び部屋や書斎など、いろんな使い方ができる便利な空間です。

 

 

続いてLDKから半地下収納と中2階のセカンドリビングを撮影した写真です。空間がゆるやかにつながっていて、家族の気配を常に感じることができるのがスキップ構造の良いところです。

 

 

外壁工事はすでに終わっていて、足場も外れています。オフホワイトの外壁に洋瓦(カパラス)を組み合わせたプロヴァンス風の外観デザインです。

 

 

 

◎四国中央市・Y様邸(平屋建て)

 

前回、上棟の様子をレポートしたY様邸。あれから1カ月、工事は順調に進んでいます。下の写真は断熱工事完了後のY様邸。いつものように高性能なウレタンフォームをたっぷり吹き付けています。

 

 

外壁工事もほぼ完了しています。ダークブラウンの壁材と明るいブラウンの軒天、破風板の組み合わせ。ジャパニーズモダンテイストの外観デザインです。

 

 

 

◎松神子・O様邸(平屋建て)

 

基礎工事が始まりました。下の写真は、4月上旬に実施した配筋検査の様子です。

 

 

O様邸の基礎ですが、いつもの基礎とは少し違うところがあります。基礎工事の職人さんなら下の写真を見ただけでわかるのですが、みなさんはわかりますでしょうか?

 

 

ヒント1。いつもより長いアンカーボルト(矢印の金具)。この写真でわかったら、シャーロックホームズやコナン君並みの名探偵になれると思います。

 

 

ヒント2。完成した基礎。卓越した観察眼と想像力を持っていれば、ここでわかるかもしれません。

 

 

ヒント3。人通口の幅はいつも通りですが、高さはいつもより余裕があるような…

 

 

ヒント4。O様邸を建てる松神子エリアは浸水想定区域です。

 

 

答えは、O様邸の基礎は「高基礎」で、浸水被害に備えて通常より20センチ高くしているのです。盛り土をして土地そのものを高くする方法もありますが、その場合は擁壁を作る必要もあり、20センチ上げるだけで150万円ほどの費用がかかります。一方、基礎を20センチ高くする場合はその1/5ほどの金額でできます。

 

O様邸を建てる地区は、1000棟ほどが床上浸水の被害にあった平成16年の台風災害の時も浸水被害がなかったエリアなのですが、50年100年先を見据えて高基礎にされました。安心を買う費用としてはそれほど高くないと思います。

 

 

 

◎泉川・K様邸(平屋建て)

 

古家の解体工事が始まりました。昭和40年代に建てられた土壁工法の家なので壊すのは簡単なのですが廃材の処分が大変です。

 

 

処分に困るのは、矢印の赤土です。不思議な話なのですが、金属類、コンクリートブロック、瓦、レンガ、タイルなどはリサイクルできるのですが、土壁工法で使われていた赤土はリサイクルできず廃棄物処理場に捨てるしかないのです。土なんかはどこにでもある究極の自然素材で、いくらでも再利用できるような気がするのですが、実はそうではないという事実にいつも違和感を覚えてしまいます。

 

 

 

アイワホームの近況コーナー

 

◎岸の近況報告

 

下の写真は、4月下旬に外山町K様邸で開催した完成見学会の合間に撮った写真です。予約制の見学会で合計5組のお客様にご来場いただいたのですが、最近の傾向として住宅性能に興味をお持ちの方がどんどん増えてきている印象があります。以前は、住宅性能に興味のある方は少数派で、断熱性能や気密性能のお話をしても、いまひとつ手応えがなかったのですが、最近は住宅性能に関する質疑応答だけで数時間話をすることもあります。良い傾向だと思っています。

 

 

話は変わりますが、Amazonプライムビデオでたまたま見た「きみの瞳が問いかけている」という恋愛映画が面白かったので報告しておきます。恋愛モノはほとんど見ないのですが、ハラハラドキドキが連続する素晴らしいエンターテイメントムービーでした。(いろいろ感想を書きたいのですが、ネタバレになるのでやめておきます。)見て損はないです。

 

 

 

◎髙瀨の近況報告

 

お引き渡しや設備関係の打ち合わせなど、忙しい毎日を過ごしています。

 

(続く)

 

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