月刊アイワホーム2月号/無垢のヒノキのフローリングと二世帯住宅&平屋建てが無事完成のお話
今年の冬は寒さが厳しく、足がしもやけになる職人さんが続出しています。
そういう私も、ひさしぶりにしもやけになってしまいました。
現場はとにかく寒いです。
暖房はないの?
と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、建築中の家の中は暖房厳禁です。
燃えるものが多いからです。
そういえば、2年前に隣の四国中央市で、
ハウスメーカーが建築中の家が2棟立て続けに火事になりました。
電気ストーブがFRP防水用の化学薬品に引火したのです。
早く春が来てほしい!例年以上に願う毎日です。
ただいま家づくり進行中!のコーナー
◎大生院・S様邸(ジャパニーズモダンスタイルの平屋建て)
年明けに基礎工事を始めたS様邸ですが、それから1ヵ月と少し、
基礎工事→上棟→遮熱工事→断熱工事→大工工事という具合に、
家づくりは順調に進んでいます。
下の写真は2月2日のS様邸。遮熱シートの施工が完了しています。
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写真の左の方に見える、吊り上げられた丸太のようなものは、
アスファルトルーフィングという、屋根の上に敷きつめる防水シートです。
ちなみにS様邸では、建築用語で「ゴムアス」と言う、
粘着層付きの高性能なアスファルトルーフィングを使います。
軒天(のきてん)をヒノキのあらわしにするためにゴムアスを使うのですが、
このあたりの事情を言葉だけでわかりやすく説明する自信がないので、
来月以降に写真付きでしっかり説明したいと思います。
続いて、S様邸の家の中の写真です。S様邸の床はヒノキの無垢材を使います。
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現場にはヒノキの良い香りが充満しています。
工事中はキズが付かないようにしっかりと養生をするのですが、
この写真は無垢材を貼った直後なので、養生シートはまだ敷いていません。
S様邸の床には、ヒノキの無垢材のほか、クリの木も使う予定です。
ヒノキは床材として一般的ですが、クリの木はめったに使わない素材なので、
仕上がりがどんな雰囲気になるか、楽しみです。
引き続き、S様邸の屋内の写真です。
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S様邸のリビングと和室の間には、不思議な窓が2つあります。
この窓はいったい何のための窓でしょうか?
実はこれ、猫ちゃん用の窓なのです。
ちなみにこの窓の下にキャットタワーを作る予定です。
次の写真もS様邸の屋内です。壁も天井もウレタンの断熱材がしっかり吹き込まれています。
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天井の吊り木に8枚の小さな板を取りつけているのがわかりますでしょうか?
これは、天井と壁の接合部にすき間ができないようにするための補強板です。
最近は、天井と壁の接合部に廻り縁を付けない家が増えていますが、
時間の経過とともに木材が乾燥して縮むと、
どうしても壁と天井の接合部にすき間ができてしまいます。
参考写真:左が廻り縁のある壁。右が廻り縁のない壁です
廻り縁があると、すき間を隠せるので問題はないのですが、
廻り縁がないとすき間がそのまま見えてしまいます。
この板で接合部を補強することで、すき間ができないようにしているのです。
いつまでもきれいに住んでいただくための、当社のちょっとした工夫です。
(こういうひと手間を省く会社も多いです)
◎大生院・K様邸(アメリカン・ヴィンテージハウス)
K様邸も順調に工事が進行し、外観はこんな感じになっています。
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ブラウンとホワイトのツートンカラーに外壁材を貼り分けています。
緑のテープは、外壁の防水シール施工のための養生テープです。
この後、太陽光発電パネル、換気口のキャップ、エアコン、
雨樋(あまどい)などを設置したら、足場を解体します。
建物の内部はこんな感じです。
左の方にある銀色のダクトはキッチンの換気扇用のダクトです。
ダクトの両側の太い梁(はり)は、そのまま梁(はり)あらわしになります。
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参考写真:梁(はり)あらわしのリビング(当社施工例)
事例ページはこちら→https://aiwa-home.com/cms/case5.html
◎松神子・K様邸(平屋建て)
1月末に無事に引き渡しが完了いたしました。
下の写真は引き渡し当日の写真です。快晴でした。
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写真の右の方に二人の男性が写っていますが、右側がお施主様のK様、左がサッシ屋さんです。
玄関のカギの使い方の説明をしているところです。
外構が地面むき出しで少し殺風景ですが、
これから外構工事を行うと、もっと家らしくなってきます。
下のパースは、昨年の6月に作成したK様邸の完成予想図です。
ルーフバルコニーに目隠しパネルを設置した以外は、ほぼ同じように出来上がりました。
(同じじゃなかったら大問題なのですが)
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K様、ありがとうございました。
素晴らしい新生活を願っております。
今後ともよろしくお願いいたします!
◎田の上・O様邸(2階建て+平屋の二世帯住宅)
松神子のK様邸に引き続き、田の上のO様邸も無事に完成いたしました。
下の写真は完成まもない2月6日のO様邸。
家の前でスマホを操作している女性は当社の髙瀨です。
いったい何を見ているのでしょうか?
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下の写真は、O様邸の子世帯のLDKです。
テーブルやソファは、完成見学会用に当社が用意したものです。
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O様邸の寝室とウォークインクローゼット。
ブラウングレーのアクセントウォールと間接照明が
ゆったりと落ち着いた雰囲気を演出しています。
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トイレには、スヌーピーの壁紙。O様の小さなお子様によるセレクトです。
トイレは隔離された空間なので、壁紙は思い切って冒険しても大丈夫です。
↓
O様邸の最後の工事は、境界ブロックの基礎部分の切り下げ工事でした。
前面道路の中心線から2メートルの位置に建造物があってはいけないと
建築基準法で定められています。
O様邸の境界ブロックは既存の基礎コンクリートの上に新しくブロックを積み上げたのですが、
昔からあった基礎部分がはみ出していたので、切り下げを行いました。
切り下げた後のブロック塀
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切り下げる前のブロック塀。基礎部分が建築基準法に引っかかっていました。
建築基準法は改正されるたびに、厳しいルールが追加されるので、
古い建造物が不適合になることは、よくある話です。
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◎船木・A様邸(ラ・クーヤBD プロヴァンスバージョン)
土地家屋調査士さんの測量と分筆の作業が完了し、
ようやく農地転用届けの申請が終わりました。3月末に申請許可が下りる予定です。
造成工事も行うので、基礎着工はゴールデンウィークあたりになりそうです。
◎泉川・H様邸(ラ・クーヤ+平屋の二世帯住宅)
1月下旬から解体工事に入りました。下の写真は2月5日の様子です。
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1週間後の2月13日の様子。建物の撤去はほぼ完了しました。
3月上旬に基礎着工に取り掛かる予定です。
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◎その他の家づくりの状況
階層住宅を含め、上記以外に5~6件ほどの打ち合わせを進めています。
来月以降に少しづつ紹介していきたいと思っています。
アイワホームの近況コーナー
◎岸の近況報告
最近観た映画では、岡田準一主演の「追憶」は、感動的でした(ツタヤのDVDで見ました)。
映画が大好きで、かなりの数の映画を見ていますが、ここ数年で一番でした。
木村大作氏のカメラワークによる山々の景色や風景は綺麗でした。
降旗康男監督-木村大作のコンビは感動的な映画が多いです。
北のカナリヤたち、鉄道員(ぽっぽや)など、ぜひ一度見てみてください。
髙瀨の近況報告
O様邸の引き渡しが間近なので、O様と一緒に、市役所の窓口巡りをしています
(最近は落ち着いてきました)。
また、H様の融資関係の手続きで金融機関に一緒に行ったり、
松神子のK様邸のテレビの設定の手配をしたり、
大生院のK様と壁紙のクロスの変更の打ち合わせをしたり、
なにかと忙しい毎日を過ごしています。
(続く)