月刊アイワホーム5月号/「海の見える平屋建て、堂々完成!」と「ZOOM始めました!」と「トイレタンク専用洗剤に要注意!」のお話
5年前にお引渡しをしたお客様から、トイレの水が流れなくなった、という連絡があり、すぐに職人と一緒に駆け付けました。5年でトイレが壊れることはめったにないので、おそらくトイレ専用洗剤が原因なんじゃないか?と思っていたら、案の定、手洗いボウルの中に「トイレ専用洗剤」が置いてあり、タンクの中は薬剤の垢だらけでした。
下の写真はトイレのタンク内から取り出したセンサー器具ですが、薬剤の垢だらけになっています。
昔のトイレはタンク内に白いプラスチックのボールがあり、そのボールが水面を上下することで、タンク内の水量を機械的に調整していました。(ボールタップ方式といいます)
最近のトイレは、電子機器で水量を制御するフロートスイッチ方式がほとんどで、センサー部分が汚れると、水が流れなかったり、逆に水が流れ続けたり、といった誤作動を起こしてしまいます。
トイレの取扱い説明書には、「手洗いボウルの中に洗剤や薬品類は流さないように」とちゃんと記載があるのですが、目立たないのと、意味がわかりにくいこともあり、同様のトラブルがしばしば起こります。みなさんも注意してください。(便器の中にジェルを貼り付けるタイプは問題なく使えます)
ただいま家づくり進行中!のコーナー
◎四国中央市・T様邸(見晴らしの良い高台に建つ平屋建て)
昨年の11月から工事の始まったT様邸が完成しました。土地探しの期間も入れるとおおよそ3年間にわたる長期プロジェクトだったこともあり、引き渡しの際は感慨深いものがありました。
では早速、完成したT様邸を見ていきましょう。まずは海を向いた北側の外観です。
続いて、玄関のある南側の外観です。屋根から突き出ているのは薪ストーブの煙突です。左の方の黒い柱は工事中のカーポートの支柱です。少しさみしい印象ですが、この後、カーポートなど外構ができあがると見違えます。
正面に瀬戸内海の眺望が広がるT様邸のリビングです。右の方に見える黒い物体は薪ストーブの本体です。テーブルとソファは見学会用に当社が用意したものです。
薪ストーブは長野県のモキ製作所の「無煙薪ストーブ」です。下の写真のマスク姿の男性が、モキ製作所の方です。最終チェックのために四国中央市まで来ていただきました。
モキ製作所の方とは、これまで数回、現地での打ち合わせを行っています。最初は彼と大工とプレカット工場の担当者と屋根板金の職人が集まり、雨漏りがしない煙突の出し方(屋根の開口部の作り方)の仕様確認を行いました。
最初の打ち合わせが終わった後、彼が「こんなに関係者全員が打ち解けている会社はなかなかないですよ。コミュニケーションがスムーズなので、工事も安心です」と言っていました。
仕事柄、いろんな建築会社で打ち合わせを行うようなのですが、大工と職人さんがよそよそしかったり、初対面だったりすることが少なくないそうです。半分はリップサービスだと思いますが、アイワホームの家づくりチーム全体が誉められたようでうれしかったです。
話をT様邸に戻します。T様邸のシステムキッチンはウッドワン社製です。キッチンカウンターのステンレスは一般的なエンボス加工ではなく、バイブレーション加工のものを採用しています。写真ではわからないですが、間近で見ると高級感があります。すぐ横にパントリーのある、使い勝手の良いキッチンです。
別角度から撮ったキッチンの写真です。背中を向けられているのが、2回目登場のT様ご夫妻です。(前回は2020年1月号掲載の地鎮祭の写真に小さく登場されています)
リビングの床は「あずみの松」という無垢材を使っています。足触りが優しいです。
西条市の明比建具さん製作のフルオーダーの洗面台です。シンクと正面に貼ったタイルはともにTOTO製です。
ウッドデッキもきれいに出来上がりました。正面に海が広がるウッドデッキです。T様よりひと足早く昼寝したい気持ちになりました(もちろん我慢しました)
T様邸のスイッチ類は、パナソニック製のタンブラースイッチを採用しています。アンティークな雰囲気が特徴で、最近選ばれる方が増えてきたように思います。
キッチンの床に設置したコンセントです。フードプロセッサーやハンドブレンダーなど、料理に電化製品を使うことの多い家庭は、予備で付けておくと想像以上に便利です。
◎多喜浜・M様邸(プライバシーを確保した開放的な家)
前回上棟の様子をレポートしたM様邸。工事は順調に進んでいます。
下の写真は、4月17日の第三者機関の調査員による躯体検査の様子です。もちろん、問題なく合格しました。
構造躯体の検査に合格すると、断熱工事が始まります。発泡ウレタンフォームが壁の中にびっしり吹き付けられました。グラスウールと違って、コンセントまわりに隙間ができたり、経年でずり下がってきたりしないので、高い断熱性能をいつまで保つことができます。
天井部分の断熱材の様子です。アイワホームでは。壁80ミリ、屋根120ミリの厚さで入れています。
4月28日の外観です。銀色のシートはアルミ遮熱防水防湿シートです。このシートは、太陽からの輻射熱を反射して防ぐので、夏涼しい家ができあがります。(冷房がよく効きます)
5月11日。外壁工事が一段と進みました。
◎船木・N様邸(平屋建て)
前回基礎工事の様子を紹介したN様邸も順調に進捗しています。
4月28日。断熱工事が終わりました。N様邸は省エネ基準の壁85ミリの厚さの発泡ウレタンフォームを入れています。
屋根には170ミリの厚さで入れています。家全体がモコモコです。
同じ日の外観です。アルミ遮熱防水防湿シートの施工が終わり、これから外壁工事が始まります。
◎庄内町・T様邸(ラ・クーヤTRF)
庄内町のT様邸では、ゴールデンウィーク最中の4月30日に上棟を行いました。
下の写真は朝の9時8分に撮影したものです。スキップ構造のラ・クーヤは構造が複雑ですが、アイワホームのスタッフは慣れているので、手際よく上棟が進んでいきます。
17時9分、上棟完了の写真です。日が長くなり、夕方5時とは思えない青空が広がっています。
T様邸の2階から、南東方向を眺めた写真です。春は桜がきれいに見えるロケーションです。
T様邸の2階から、北東方向を眺めた写真です。T様邸は、にいはま納涼花火大会の打ち上げ場所に近いので、打ち上げ花火がすぐ近くに見えるはずです。夏が楽しみです。
上棟から約2週間後、アルミ遮熱シートの施工が完了しています。この後、外壁工事が始まります。
家の中では、躯体検査が行われました。検査が終わると、断熱工事が始まります。
◎中村・K様邸(平屋建て)
K様邸の建物解体工事が始まりました。昔と違って分別解体を行うため、1週間ほどかかります。ちなみに分別しない、以前の解体方法をミンチ解体といったりしますが、ミンチ解体は平成14年の建設リサイクル法によって禁止になりました。
アイワホームの近況コーナー
◎岸の近況報告
数週間前からオンライン会議システムの「ZOOM(ズーム)」を使い始めました。といってもまだまだ初心者で、うまくつながらなかったり、画像が出なかったりする未熟者です。
まだお客様から「ZOOMで打ち合わせを行いたい」といったご要望はないのですが、テレワークでZOOMを使っている方が多く、近い将来、一般的なるかもしれません。そのための準備といったところです。
ZOOMを使い始めて最初に感じたのは、カメラに向かって話すことの難しさです。カメラを見て話さないと相手に視線が向かないのですが、ついついパソコン画面の中に表示されている相手の顔を見て話してしまいます。そうすると、相手側から見ると、ずっと下を向いてボソボソ話している感じになります。
どうすれば、無理なくカメラに向かって自然に話せるのか?いいノウハウをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
◎髙瀨の近況報告
ステイホームを心がけ、休日は家でおとなしく過ごしています。早く元通りになってほしいですが、あせりは禁物。もうひと頑張り、家で静かにしていたいと思います。
(続く)