月刊アイワホーム4月号/家を建てる土地を安く手に入れる方法と平屋+スキップハウスの上棟レポートの巻
建築用地を安く手に入れる方法の1つに、造成前の土地を買うというやり方があります。
造成済みの開発分譲地を買う場合に比べて、
半分ほどの費用で済むケースも少なくありません。
造成前の土地を買うところから始まる家づくりは、
測量・分筆・農地転用・造成工事といった手続きが面倒で、
しかも時間がかかることから、ハウスメーカーや工務店の多くは敬遠します。
アイワホームは逆に得意分野なので、
限られた予算の中で土地探しからの家づくりを検討されている場合は、
ぜひ一度ご相談いただければと思います。
※念のため補足しておきます
アイワホームは土地を紹介することで、
お客様や土地の売主様から仲介手数料や紹介料をいただくことはありません。
土地探しのお手伝いは、お客様に対するサービスの一環として行っています。
参考例1 大生院S様邸/造成前(左)と造成後の写真(右)
参考例2 大生院K様邸/造成前(左)と造成後の写真(右)
ただいま家づくり進行中!のコーナー
◎大生院・S様邸(ジャパニーズモダンスタイルの平屋建て)
1月から始まったS様邸の家づくりも、いよいよ完成間近です。
下の写真は4月9日のS様邸の様子。南東側から撮影しています。
「タイベック」と印刷されている白いシートは防水透湿シートです。
これからこの上に黒色の板金(ガルバリウム鋼板)を施工します。
同じくS様邸の外観。こちらは南西側から撮影したものです。
縁側の前に積み上げられているのは、ウッドデッキ用のセランガンバツ材です。
縁側から軒の裏側(軒天)を見上げた写真です。
ヒノキの垂木(たるき)・野地板(のぢいた)あらわしの
軒天(のきてん)がキレイに完成しました。
西側の軒を見上げたところです。
グレーの塗り壁と、ヒノキの軒天と空の青色が良い感じに調和しています。
外観は和モダンで落ち着いた印象のS様邸ですが、
内装はうって変わって、遊び心満載の色使いとなっています。
玄関部分は、朱色と萌黄(もえぎ)色の組み合わせ。
どちらも日本の伝統色です。
パントリーは、鮮やかなブルーを配して、清潔なイメージに。
下の写真は主寝室のドアです。ネコちゃん用の小さなトビラ付きになっています。
4月15日、外壁のガルバリウム鋼板の板金施工が始まりました。
雨のせいでちょっとボケた感じになってますが、
来月号で完成した外観をお披露目したいと思います。
(おまけ)
S様邸のリビングから見た四国山脈です。晴れた日には爽快な景色が広がります。
真ん中に見える四角い家は、同じ大生院で先日完成したK様邸です。
(というわけで、K様邸に続きます)
◎大生院・K様邸(アメリカン・ヴィンテージハウス)
現在、カーポートなど外構の工事中です。
建物の方は4月2日に引き渡しが完了しています。
K様邸では引き渡し前の3月24日25日に完成見学会を実施しました。
その際に撮影したK様邸の写真をいくつか紹介してみたいと思います。
まずは玄関のエントランス。
玄関横の照明は弊社の髙瀨がK様邸の雰囲気に合うものを探してきました。
K様邸のリビングです。キッチンの横にダイニングテーブルを置くプランです。
家事動線が短くできるので、最近はこういったプランを選ぶ方も増えてきました。
家具は見学会用に弊社が用意したものです。
リビングを2階ホールから見下ろしました。
開放感のある大きな吹き抜けがK様邸の特徴のひとつです。
リビングの右側は和室になっています。どの部屋も日当たり良好です。
左の写真はK様邸のダイニングスペース。
右側はリビングから吹き抜けを見上げたところです。
吹き抜けに設けた窓から日差しが燦々と降り注ぎます。
◎船木・A様邸(ラ・クーヤBD プロヴァンスバージョン)
3月末に農地転用の許可が下り、造成工事が始まりました。
下の写真は造成中のA様邸の敷地です。
盛り土をして、周囲に擁壁(ようへき)を作る作業を進めています。
敷地の北側の写真です。
お隣のブロック塀の手前に新しくブロック塀を立ち上げます。
写真は新しく作るブロック塀の基礎のコンクリート部分です。
◎泉川・H様邸(ラ・クーヤ+平屋の二世帯住宅)
先月号の予告通り、3月26日に上棟を行いましたので、
その様子を駆け足でレポートしていきたいと思います。
まずは上棟の前日の様子。構造材の搬入が完了しています。
上棟が始まりました。まずは通し柱と1階部分の柱を立てていきます。
通し柱は、1階から2階までつながる継ぎ目のない柱のことです。
H様邸の建物は、半分は平屋なので、通し柱の数は多くありません。(写真は8時13分)
柱の次は梁(はり)を組んでいきます(8時59分)
1階の柱と梁を組み上げたら、つぎに床材を敷いていきます。
大人が乗ってもたわんだりしない分厚い床材を使います。
この床材が建物を面で支えるので、横揺れにも縦揺れにも強い、
地震に強い建物ができあがります。
ちなみに剛床工法といいます。(写真は10時12分)
2階部分の建前が始まりました。
平屋部分の天井に敷かれている銀色のシートは遮熱シートです。
これがあるのとないのでは、夏の暑さがまるで違います。(11時57分)
道路から見たH様邸です。
平屋と2階建てが合体している形状がわかると思います。
2階部分の柱、梁が組み上がりました。(14時19分)
天井板を敷いて、その上に遮熱シートを貼ったら、休む間もなく屋根に取り掛かります。
下の写真は小屋束(こやづか)と棟木(むなぎ)を組み上げているところです。
横方向の木が棟木。
棟木を支える柱が小屋束です。
H様邸は二世帯住宅で建物が大きいので、時間との戦いです。
時間との戦いではあるものの、職人の誇りを胸に、
丁寧かつ正確に作業をしていきます。(写真は16時29分)
ようやく垂木(たるき)が組み終わりました。すっかり夕暮れです。(17時29分)
この後、垂木の上に屋根材の下地となる野地板(のぢいた)を張り、
その上から養生のために防水シートを仮敷きして、この日の工事完了です!
職人のみなさま、お疲れさまでした(写真は18時7分)
少し時間を早送りします。
下の写真は上棟からちょうど2週間後の4月9日のH様邸の様子です。
かなり家らしくなってきました。
手前が平屋建てで、奥の方がスキップ構造の2階建てという形状です。
家の中では、順調に大工工事が進んでいます。
来月号では断熱工事の様子を紹介できると思います。
◎下泉町・K様邸(大きな吹き抜けのあるシンプルモダンの家)
4月上旬、建築予定地の測量に先立ち、
近隣の土地の所有者の方々と境界立会いを行いました。
農地に家を建てる場合、測量→分筆→農地転用→造成工事と、
建築工事にたどり着くまでがなかなか大変だったりします。
造成工事の関係者の車が突然パンクするというハプニングがありましたが、
境界立会いは滞りなく完了しました。
下の写真はK様邸の建築予定地です。
左端にいるのは、土地家屋調査士と市役所の方々です。
アイワホームの近況コーナー
◎岸の近況報告
昨年の5月に15年間乗っていたCR-Vから乗り換えた愛車のヴェゼルですが、
あれから約1年、今頃になって声でメールを送れることに気付いて感動しました。
運転中に「Aさんにメール」というと、
車から「件名は?」「内容は?」という具合に質問され、
それに答えることでメールが送れるのです。
運転中に用件を思い出したり、アイデアが浮かんだりすることが多いので、
その都度自分あてにメールを送っています。
コンピュータだけでなく、車や家電製品など、
あらゆるモノがインターネットにつながる社会や仕組みのことをIoTと言いますが、
そんな時代がまさにやってきていると実感しています。
そんな感動を与えてくれたヴェゼルですが、
ワイパーのゴムを交換しようと思ってカー用品店に行ったところ、
最近の車はフロントガラスの形状が複雑で、それにあわせてワイパーの形も複雑で、
ディーラーでないと交換できないと言われてしまいました。
車の進化も良し悪しです。
髙瀨の近況報告
大生院のK様邸の引き渡しの準備や外構の打ち合わせ、
船木A様邸の太陽光発電の書類申請、H様邸での電気配線の打ち合わせなど、
日々あわただしく過ごしています。
昨年の4月にFIT法(再生可能エネルギー特別措置法)が改正されて、
それ以降、太陽光発電の申請に必要な書類が大幅に増え、
承認までに時間もかかるようになりました。
「もう少し簡素にしてほしい!」
と四国電力と経済産業省に言いたい気持ちでいっぱいです。
(続く)