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月刊アイワホーム12月号/「土地には歴史がつきまとう-無用な土地トラブルを避ける方法」と「ヒートショックの多い愛媛県における基礎断熱の重要性について」のお話

|Date:2023年12月13日 | Category:月刊アイワホーム |

 

土地には歴史がつきまとう。不動産の世界ではよく聞くフレーズですが、今回はそんな話を少し書きたいと思います。

 

下の写真は、現在四国中央市で家づくりを進めているH様邸の造成工事の写真です。黄色い丸の中、新しく造った擁壁(ようへき)に穴が開いているのがわかりますでしょうか?これは大雨の際にお隣の畑(赤い矢印のあたり)から溢れた水を排出するための穴で、H様は畑が水没して作物が台無しにならないように、溢れた水の排水路として土地の一部を昔から貸してあげているのです。今回の建て替えにあたっても、その約束を守るために擁壁に穴を空けたという次第です。

 

 

H様邸は建て替えなので問題はないのですが、こういった近隣の方々との約束事を知らずに土地を買って家を建てようとした場合、往々にしてトラブルが発生します。トラブルを避けるためには、契約前にそういった約束事があるかないかしっかりチェックして、約束事がある場合は、あらためて取り決めを行う必要があります。これはなかなか面倒で気苦労の多い作業です。

 

ハウスメーカーに土地探しの依頼をすると、かなりの高確率で開発分譲地を紹介されますが、それにはこういった面倒な作業と近隣トラブルを避けたいという理由があります。開発分譲地は、権利関係がハッキリしているので無用なトラブルを避けることができますが、そのかわり土地の価格が割高になるという欠点があります。また、掘り出し物のようなお買い得な土地に出会うチャンスがないというのもデメリットと言っていいかもしれません。

 

では、近隣との無用なトラブルは避けたいけれど、かといって割高な分譲地を買うのも嫌だ…という場合はどうすればいいのでしょうか?答えは不動産に関する知識と経験があり、さらに親切な工務店に土地探しをお願いするのが一番です。

 

そんな工務店をどうやって探せばいいか?

 

とりあえずはアイワホームにご相談いただくのが良いと思います。我田引水的なお話になってしまって心苦しいのですが、でもおそらく、アイワホームは新居浜市でもっとも不動産取引に精通している工務店のひとつだと思います。分筆前の農地や、境界立ち会いが必要な土地など、多少時間がかかってもいいから、お買い得に土地を買いたいという方はぜひご相談いただきたいと思います。

 

※土地は水物ですので、いつもお買い得な土地があるわけではありません。予めご了承いただければと思います。

 

 

 

 

ただいま家づくり進行中!のコーナー

 

◎四国中央市・H様邸(平屋建て)

 

11月上旬、基礎断熱の施工と土台組みを行いました。下の写真の青いボードが基礎断熱用の断熱材です。

 

 

基礎断熱ってなに?という方も少なくないと思いますので、簡単に説明しておくと、基礎断熱は基礎の立ち上がりとそこに繋がる基礎の床面に断熱材を入れる工法です。床下空間全体をすっぽり断熱するため、底冷えとは無縁のとても暖かい家を建てることができます。ちなみにH様邸には床下エアコンを入れる予定ですが、床下エアコンは基礎断熱の家でないと使うことができません。

 

基礎断熱を採用する家は、現時点ではまだ少数派ですが、今後は着実に普及していくと思います。特にヒートショックの発生率が全国7位の愛媛県の場合は、早急に普及させないといけない工法だと思っています。(※ちなみに1位はお隣の香川県です。)

 

 

ここからは11月中旬に行った上棟の様子をレポートしていきます。

 

柱建てが終わり、桁(けた)と梁(はり)を組んでいるところ。

 

 

天井に構造用合板を貼り終えました。大きな家なのですが、シンプルな形状の平屋ということもあり、サクサクと上棟が進みます。

 

 

天井に銀色のアルミ遮熱シートを貼り、その上に屋根を組んでいきます。天井から垂直に立ち上がっているのが小屋束(こやづか)。水平方向に長いのが母屋(もや)です。

 

 

母屋の上に垂木(たるき)を組んでいきます。

 

 

垂木の上に野地板(屋根の下地材)を貼っていきます。

 

 

野地板の上に防水シート(アスファルトルーフィング)を貼っていきます。アイワホームではゴム成分と樹脂成分を添加した「ゴムアス」と呼ばれるワンランク上の防水シートを使用しています。同時に壁面には耐力面材を貼っていきます(黄色い矢印)。

 

 

16時すぎ、無事に上棟が終わりました!

 

 

上棟の4日後、現場打ち合わせを行いました。現場打ち合わせでは、スイッチやコンセントの位置、照明の位置などをひとつひとつ丁寧に確認していきます。後悔のない家を建てるための大切な工程です。

 

 

 

 

◎多喜浜・S社様(社宅兼ガレージハウス)

 

S社様の建築工事も順調に進んでいます。下の写真は11月上旬に行った地鎮祭の様子。

 

 

基礎工事が始まりました。写真右のショベルカーを使ってこれから根切りを行います。根切りというのは基礎を作るために地面を掘り下げることをいいます。

 

 

上の写真から約1週間。基礎の配筋工事が終わりました。

 

 

さらに1週間。基礎の立ち上がり部分のコンクリート打設まで終わりました。しっかり固まるのを待って型枠を外せば基礎完成となります。

 

 

 

 

◎喜光地町・W様邸(平屋建て)

 

トラックが停まっている敷地がW様邸の建築予定地です。家づくりの前に、まずは造成工事を行います。

 

 

敷地の南側を流れる水路。この水路と敷地の境界に擁壁を作ります。

 

 

型枠設置。

 

 

擁壁完成。このあと基礎工事を行います。

 

 

 

 

◎河内町・分譲住宅(2階建て)

 

少し前の話ですが、あるお客様から所有している中古戸建てを売りたいというご相談をいただきました。敷地面積が約25坪で駐車場がなく、なかなか売れないという話でしたので、当社で買い取って分譲住宅として販売することにしました。

 

下の画像が、その分譲住宅の完成予想イメージです。25坪の敷地に普通車1台、軽自動車2台の駐車スペースを確保しています。建築工事は来年からですが、いずれその様子もレポートしていきたいと思います。

 

※月々5万円程度のローン支払いで買える価格での販売を予定しています。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

アイワホームの近況コーナー

 

◎岸の近況報告

 

コロナ禍でずっと控えていたのですが、数年ぶりに家づくりの情報収集のために東京に行ってきました。久しぶりに東京に行って感じたのは、世の中は確実に変化しているという当たり前の事実です。

 

羽田空港から大手町までタクシーに乗ったのですが、その運転手さんが今年の春に大学を卒業したばかりの若者でした。タクシー会社(日本交通)に就職した理由を聞いたところ、大卒1年目で620万円(!)という年収が魅力だったそうです。彼は昼間中心の勤務体系だそうで、深夜帯も走る勤務体系を選ぶと同じ新卒で年収760万円だそうです。仕事はめちゃくちゃに忙しく、インターネットからの予約でいつもパンパンだそうです。タクシー運転手といえば、高齢のドライバーが駅前でのんびり客待ちをしているイメージでしたが、その印象がガラリと変わりました。

 

ビジネスホテルに一泊したのですが、フロントは無人で、そのかわりにスーパーのセルフレジのような自動チェックイン機が置いてあり、チェックインもチェックアウトも自分でするようになっていました。

 

新居浜にずっといると世の中の流れから置いていかれるかもしれない。そんな焦りを感じる東京での2日間でした。

 

※日本交通のHPからお借りした写真。東京のタクシー業界は若返りが進んでいます。

 

※ホテルの自動チェックイン機。こういうのが当たり前の世の中になっていくのでしょう。

 

 

 

◎髙瀨の近況報告

 

先月末に松原町のK様邸に1年点検で伺いました。壁一面に大きな書棚を造作した家なのですが、お引き渡しの時、空っぽだった本棚にたくさんの本と漫画が入っていてなかなか壮観でした。(下の写真は引き渡し前に撮影した空っぽの本棚です)

 

 

話は変わりますが、自宅の大掃除を少しずつ進めています。先週に浴室の換気扇の掃除をしたのですが、古いユニットバスで、換気扇のフタをパカっと開けて、中からフィルターを取り出して掃除をしなくてはいけません。お客様といっしょにショールームに行って、最新のユニットバスの換気扇掃除の楽ちんさを知っているだけに、毎年やるせない気持ちになります。

 

(続く)

 

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