月刊アイワホーム11月号／「浄水器を標準設備にしている理由」と「松の無垢材はそりも床鳴りもなくおススメ！」のお話

｜Date：2019年11月22日｜ Category：月刊アイワホーム　｜

日本の水道水は、蛇口から出た時に0.1ppm以上の塩素が残っているように法律で決められています。これを残留塩素と言います。スイスやフランスのように地下水を汲み上げて水道水にする国と違って、日本では微生物の多い河川やダムの水を水道水に使うことが多いので、消毒のために入れざるをえない、というのがその理由です。

細菌を殺す塩素が人間に良いわけはなく、アトピーやぜんそくに悪影響を及ぼすと言われています。幸いなことに新居浜市の水道水は水源がすべて地下水なので、残留塩素は約0.16ppmです。これでもけっして安全とは言えないのですが、これが大阪や東京などの大都市になると1.0～1.5ppmという恐ろしい濃度になります。都会にアトピーなどのアレルギー疾患が多い理由のひとつだと言われています。

そういった理由からアイワホームの家では、金額の高い低いに関わらず、キッチンの浄水器は標準設備にしています。「家族の健康を守る」、住宅の大切な役割です。

ただいま家づくり進行中！のコーナー

◎下泉町・Y様邸（ラ・クーヤTRF）

前回基礎工事の様子をレポートしたY様邸。その後、上棟、電気配線の現地打ち合わせ、躯体検査と工事は順調に進行しています。

まずは10月21日に行った棟上げ（上棟）の様子です。

Y様邸はラ・クーヤTRFという空中リビングと半地下タタミルームのあるスキップフロア構造の住宅ですが、この写真ではよくわからないですね。

スキップフロア構造がよくわかる写真も載せておきます。空間がゆるやかにつながるのがラ・クーヤの特徴です。

上棟から1週間後、電気配線の打ち合わせを行いました。スイッチの位置はここで良いか？コンセントは足りているか？ひと部屋ひと部屋、念入りに確認していきます。

上棟から10日後、11月1日のY様邸の外観です。家全体をすっぽり包む銀色のシートは、アルミニウムを蒸着させた遮熱シートです。

この遮熱シートが太陽からの輻射熱を遮断するので、エアコンの効きの良い、夏涼しい家ができあがります。

11月1日には躯体検査も実施しました。検査員の方が通し柱のチェックをしているところです。もちろん合格しています。

◎八雲町・H様邸（ZEH仕様の平屋建て）

前回上棟の様子をレポートしたZEH仕様のＨ様邸。工事は順調に進んでいます。

まずは10月29日の建物内の様子です。ウレタン吹付の断熱工事が完了しています。

続いて造作中の小上がりの和室です。下部は収納スペースになります。

「松」の無垢材を床に貼っているところです。

H様邸のフローリングは「松」を採用しています。無垢材にはそれぞれ特徴があり、杉は柔らかくて足触りがいいですが、そり、曲がり、床鳴りが多発します。チェリーは硬くて、そりも曲がりもないですが、硬すぎて足触りが無垢材っぽくないのが難点です。松は、そり、曲がり、床鳴りが少なく、また足触りも良いのが特徴です。

床の材料ひとつとっても、松、杉、ひのき、パイン、チェリーなど選択肢はたくさんあります。悩みながらひとつひとつ決めていくのも注文住宅の楽しさだと思います。

続いて、外壁工事の写真です。左官壁（塗り壁）の下地材の継ぎ目を樹脂モルタルで補強しています。粘着力の強い樹脂モルタルが、左官壁の最大の敵であるクラック（ひび割れ）を防いでくれます。