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月刊アイワホーム8月号/「超高性能の小さな平屋商品大発表!」と「梁あらわしと母屋あらわしと登り梁の違い」と「新幹線大爆破は知る人ぞ知る傑作」のお話

|Date:2022年8月11日 | Category:月刊アイワホーム |

 

今月の月刊アイワホームは7月に発表した新商品「コンパクト平屋」の紹介から始めたいと思います。コンパクトで暮らしやすい小さめサイズの平屋を建てたい!というご要望をいただくことが増えたので、そのリクエストにお応えするために企画いたしました。

 

内容的には、延床面積21.28坪の3LDKのプランで、価格は1,320万円(税別)です。また、安かろう悪かろうの家づくりは絶対にしたくないので、耐震等級3、UA値0.46という住宅性能に妥協のない高性能仕様にしています。もちろん注文住宅ですので、間取り変更等も可能です(その場合は価格も多少変わります)。

 

[新商品コンパクト平屋の参考プラン]

 

 

耐震等級3というのは、災害時の救援活動の拠点となる消防署や警察署の建物と同じ耐震性能で、震度7の揺れが2回連続で起こった熊本地震の時も、耐震等級3の住宅は倒壊しなかったことがわかっています。「地震が来たときは家の中が一番安全だ!」と家族みんなに宣言できる住宅です。

 

UA値0.46というのは、HAET20(※)のG2基準の断熱性能で、従来の断熱等級(H28年度省エネ基準)に当てはめると、北海道や青森の断熱等級4の住宅と同じ数値です。新居浜市で建てた場合、家の中にいるかぎり真冬でも寒さ知らずの暮らしが実現できます。

 

※HAET20は欧米に比べて大きく遅れをとっている日本の住宅の断熱性能を引き上げようという組織で、住宅の断熱性能を「外皮平均熱貫流率(UA値)」という単位で数値化し、目標とする基準を決めていて、それがHAET G1・G2基準です。G1基準よりG2基準の方がより高性能です。

 

そんな高性能の小さな平屋を、2棟だけしか無理なのですが、モニター価格(1,320万円→1,200万円)で提供しようと思っています。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。(お問い合わせはTEL:0897-34-1600か、問い合わせフォームからお願いします)

 

 

 

 

ただいま家づくり進行中!のコーナー

 

◎港町・T様邸(平屋建て)

 

8月下旬の完成に向けて着々と工事の進むT様邸です。(ちなみに8月27日と28日の週末に完成見学会を予定しています。詳細は後日、当HPでお知らせします)

 

まずは完成したT様邸の外観から。細かなことですが、ベージュの外壁と濃いグレーのガルバリウムの屋根にあわせて、雨樋と竪樋の色を途中で切り替えています。

 

 

もう一枚、南側から撮影したT様邸の外観。こちらから撮るといかにも平屋建てという写真になります。上の写真ではわかりづらいですが、袖壁(そでかべ)で囲んだ部分を紺色に貼り分けています。オーソドックスな貼り分けですが、立体感が出て、外観の印象は少しグレードアップするように思います。(正面の軽ワゴンを移動して写真を撮ればもっとわかりやすい写真になるのですが、家の中で一生懸命に仕事をされている職人さんの車なので、無理は言えませんでした)

 

 

こちらはガルバリウム鋼板で仕上げた屋根。一番端の破風(はふ)の部分に同じガルバリウム鋼板で作ったカバーを被せることで、釘やビスの頭が剥き出しにならないように仕上げています(写真の矢印のところです)。雨漏りの可能性を限りなくゼロにするための工夫です。仕事柄、足場の上からたくさんの家の屋根を見ますが、釘やビスの頭が剥き出しになっている屋根は意外に多いです。

 

 

リビングの勾配天井もできあがりつつあります。T様邸の勾配天井は母屋(もや)あらわしという手法を採用しています。

 

 

下の写真は、上の写真から数日後の勾配天井です。パテ処理まで終わっています。勾配天井で構造材をあらわし仕上げにする場合、梁(はり)あらわし、登り梁(のぼりばり)、そして今回の母屋あらわしの3種類の方法があります。

梁あらわしの場合、下の写真の赤い線の高さに梁が並びます。水平に並ぶ梁あらわしもステキですが、開放感という点では母屋あらわしの方が優れています。登り梁を入れる場合、黄色い線のところに斜めに梁がかかります。登り梁は視線が直線的に抜けるので実際の空間の広さ以上に開放感を得ることができるのですが、距離が長くなると構造的に弱くなるという短所があります。T様邸の場合、登り梁は耐震性能的に少し不安があるので採用しませんでした。

 

 

もう一枚、キッチン側から撮影した母屋あらわしです。8月末に完成見学会を実施するのでぜひ見に来てください。なかなかステキな仕上がりになっていると思います。

 

 

 

 

◎中村松木・T様邸(2階建て)

 

8月下旬の完成に向けて順調に工事が進んでいます。下の写真は外壁工事が終わり、足場が外れたT様邸です。

 

 

家の中の大工工事もすべて終わりました。この後、住宅設備の設置工事と壁紙工事(クロス工事)を行います。下の写真はシステムキッチンの到着を待つLDKです。

 

 

壁紙工事待ちの2階の居室。

 

 

2階ウォークインクローゼット。右下は布団収納用の棚です。棚の高さや大きさはお客様と相談して決めています。

 

 

 

 

◎松原町・K様邸(平屋建て)

 

7月2日、配筋検査を受けました。

 

 

 

約2週間後、基礎が完成しました。写真の手前、テラス部分の土間コンクリートも打ち終わっています。基礎からニョキニョキ突き出ているのは基礎と土台を緊結するためのアンカーボルトという金具です。この金具をたくさん入れるのがアイワホームの基礎の特徴です。

 

 

炎天下の中、基礎の墨出しを行う職人さん。基礎の墨出しとは、基礎の上に土台を設置するための基準線を引く作業です。建物を設計図通りに狂いなく建てるための大切な工程です。

 

 

 

 

◎四国中央市・T様邸(平屋建て)

 

7月9日、配筋検査を受けました。

 

 

 

基礎が完成しました!

 

 

7月23日、土間配管の様子。ピンクの管は給湯用、青いのは給水用、グレーのパイプは排水用です。

 

上の写真の赤丸は、人通口の両端に設置したアンカーボルトです。ひとつ上のK様邸のレポートに書いたように、アンカーボルトをたくさん入れるのがアイワホームの基礎の特徴ですが、やみくもに入れるのではなく、意味のある場所に入れています。

 

人通口は土台(正確には土台用の構造材)を支えるコンクリートがないので、土台が反ったり、ねじれたりしやすい場所です。土台が反ったりねじれたりすると、室内ドアや引き戸の開け閉めが固くなったり、最悪閉まらなくなったりするので、それを防ぐために、人通口の両端には必ずアンカーボルトを入れて、土台と基礎をガッチリ固定するようにしています。

 

※土台が反るというとびっくりされる方がいらっしゃいますが、土台に使う構造材は木材なので、乾燥すると反ったりねじれたりします。反りやねじれを防ぐために十分に乾燥させた構造材を使用するのですが、それでも多少の反りやねじれはあると思って対策するのが、安心安全な家づくりだと思います。

 

 

 

 

◎外山町・K様邸(平屋建て)

 

農地転用の許可待ちです。新居浜市では申請から許可が下りるまで1カ月半かかります。早く建てたいですが、こればかりは仕方ありません。

 

 

 

アイワホームの近況コーナー

 

◎岸の近況報告

 

何度も見て、話しの展開も結末も完全に知っているのに、それでもテレビで放送されているとついつい見てしまう映画ってあると思います。放送するたびに高視聴率を取る「千と千尋の神隠し」や「ルパン三世 カリオストロの城」などはそういう映画の代表作だと思います。

私にとっては高倉健さん主演の「新幹線大爆破」がまさにそういう映画で、もうすでに5回以上は見ているのですが、それでも夜中に放送されていたりすると、引き込まれるように見てしまいます。

 

「新幹線大爆破」は1975年に公開された当時流行りの大型パニック映画で、スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンがダブル主演した「タワーリング・インフェルノ」と同じ時期に公開したもののあえなく惨敗し、わずか3週間で打ち切りになったという悲運の映画ですが、観た方の評価は非常に高く、キネマ旬報の読者賞で1位になっています。

 

俳優陣も超豪華で、高倉健さんを筆頭に、千葉真一さん、宇津井健さん、竜雷太さん、丹波哲郎さん、田中邦衛さん、北大路欣也さんのほか、端役で多岐川裕美さん、志穂美悦子さん、岩城滉一さん、小林稔侍さんなど、その後の名優たちのデビュー当時の初々しい演技を見るという楽しみ方もあります。アマゾンプライムやGoogleストアでレンタルできますが、毎年1度は高倉健さんや監督の佐藤純弥さんの特集でテレビ放映されるので、その時を待って、ぜひ見ていただきたいと思います。なかなか面白い映画です。

 

以下、今年の春にBS日テレで放送された時の紹介文です。

『新幹線ひかり109号が爆弾を仕掛けられたまま発車した!世界最大の惨事の瞬間まであと数時間!乗客1,500人の生命を乗せて、かつてない恐怖と緊迫をはらんで疾走する戦慄のサスペンス超大作!!』

 

 

話は変わりますが、月曜夜10時に放送されている「魔法のリノベ」がなかなか面白いです。大手リフォーム会社でトップ営業マンだった波留さん演じる真行寺小梅が男だけの小さな工務店に転職し、住宅リノベーションを通じて、様々な人の人生をリノベーションするという、ユーモアたっぷりのドラマです。家づくりの参考になるエピソードもたくさん出てきますので、興味のある方はぜひ見ていただきたいと思います。

番組のキャッチフレーズは、「家のリノベーション=人生のリノベーション」というのですが、リノベーションの文字を省いて「家=人生」としても、そこそこ当てはまるように思います。

 

 

 

 

◎髙瀨の近況報告

 

7月に2022年上半期の芥川賞受賞作品が発表され、新居浜市出身の作家、高瀬隼子さんの「おいしいごはんが食べられますように」が第167回の芥川賞に選ばれました。彼女の受賞はとても喜ばしい話なのですが、それからしばらくの間、職人さんやら住宅設備の営業マンさんやら、非常に多くの方から「もしかして髙瀨さんのお子さん?」という質問をいただきました。このブログを読んでいただいている方の中にも、同じ疑問をお持ちの方がいるかもしれないので、この場を借りてお答えしておくと、まったくの無関係です(笑)。

 

先日など、自宅の留守番電話に謎の人物から「もしかして高瀬隼子さんのご実家でしょうか?」という留守電まで入っていて、ちょっとびっくりしました。そんな出来事もありましたが、何はともあれ、高瀬さん、芥川賞の受賞、本当におめでとうございます!同じ新居浜の同じ髙瀨としてとてもうれしいです。

 

(続く)

 

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