ヒラタキクイムシ
昨日、昨年お引渡ししたお客様から電話があり、
キクイムシが出たということで、訪問しました。
針の穴位のものが、5か所ありました。
ヒラタキクイムシが、発生したようです。
被害を受けやすい木材は、産卵に適した
大きさの導管という穴のある、ラワンなど広葉樹のほか、
ナラ、ケヤキ、シオジ、タモ、キリなどです。
針葉樹といわれるスギ、ヒノキ、マツなどは導管がなく被害を受けません。
また、竹を食害することもあります。
栄養分の「でんぷん質」は時間がたつと栄養分ではなくなるので
被害を受けるのは必ず新しい木材です。
湿った木を食うシロアリとは違い、乾いた木を食害し、
住宅や家具に被害を与えるので建物や家具の美観を損ね、
木材の強度も失います。
放っておくと数年間続き、木材が穴だらけになります。
被害は4~6月頃に多く、家の中の木材部分や家具の中などで
木材の粉が見つかることがあります。
よく見ると、
粉の中心部には直径1~2ミリメートルの穴があいています。
虫自体は、市販の殺虫剤で消毒できますので、
そんなに神経質になることはありませんが、発見した方は驚きを隠せません。