遮熱シートと外断熱材の比較
寒くなってきたこの時期に、
暑さ対策について書くのもどうかと思いますが、
最近のお客様で 外断熱材が一番と思っている方に
是非お伝えしたい為に書こうと思いました。
昨日部屋の温度19℃の時に遮熱シート箱と外断熱箱の中に温度計を入れて、
電気ストーブで温めて、どのくらいで温度変化が起きるかを実験しました。
その結果、添付写真の通り
4時間で遮熱箱が22℃/64%、片や外断熱箱が27℃/69%と云う結果になりました。
最初の1時間では、どちらもさほどの温度変化がありませんでしたが、
2時間を過ぎる頃に温度も湿度も変化していきました。
この実験で言えることは、夏の暑い時間は
朝8時~夕方6時くらいの間温度が30℃を上回る訳ですから、
建物の屋根や外壁からの温度上昇を防ぐには、遮熱シートが一番であることは、
云うまでもありません。
また、驚くことに この実験箱の電気ストーブを消した後も
外断熱箱の温度は2時間経過しても、下がらないことです。
結局いくら外断熱でも言葉を替えれば 保温材ですので、
蓄熱した温度を箱の中で輻射熱として発散することになるのです。
これを夏の季節に置き換えると、日中何時間もの太陽の陽を浴びた断熱材が保温して、
夜間に熱を放出して2階が熱帯夜で眠れない現象になるのです。
もしこれから家を建てようと思っている方は、
是非遮熱材の使用を考えられてみてはどうでしょうか?