月刊アイワホーム8月号/平屋の上棟と表面波探査法での地盤調査とエアコンのスリムダクトのお話
あれだけ苦しめられた肩の痛みもすっかり治り、
現在は進行する老眼を少しでもくい止めようと
朝夕のホットパックやガボールパッチなどの対策に取り組んでいます。
とはいえ、そのあたりのお話は来月以降にするとして、
今回はエアコン室外機の配管ホースについて、少しだけ書きたいと思います。
みなさんのご自宅のエアコンですが、
室内機と室外機をつなぐホースは下の写真のどちらのタイプでしょうか?
左の写真は、エアコン用の非粘着テープでぐるぐる巻きにしたもの
右の写真は、スリムダクトでカバーしたもの
見た目も、耐久性も、冷暖房の効果も、あらゆる点でスリムダクトの方が優れています。
ぐるぐる巻きの方は紫外線の影響で、5年ほどでテープがボロボロになり、
非常に見苦しいかんじになってしまいます。
最近はどこの電気量販店もエアコンの標準取付工事は無料ですが、
スリムダクトを追加費用なしで付けてくれる量販店と、
スリムダクトは有料オプションの量販店があります。
値札の金額だけで判断せず、ホースの仕上げについても確認するようにしましょう。
あと引っ越し屋さんにエアコンの移設を依頼する時も要確認です。
こちらはぐるぐる巻きで済ます業者さんが多いようです。
ただいま家づくり進行中!のコーナー
◎船木・A様邸(ラ・クーヤBD プロヴァンスバージョン)
8月10日に大工工事が完了し、お盆明けの17日からクロス工事が始まりました。
完成は8月31日の予定です。
先月号で、経済産業省の審査が遅いと嘆いていた太陽光発電ですが、
8月9日にようやく許可が下りてきました。
通常2カ月で終わる審査が、年度末の駆け込み申請の影響で4ヵ月もかかりました。
24日から設置工事を行いますが、建物の完成が31日なので、まさにギリギリのタイミング。
もう少しテキパキと進めてもらいたいものです。
ちなみに、なぜ年度末に駆け込み申請が殺到するかというと、
売電価格(電力会社の買取価格)が新年度になるたびに下がるからです。
ぼやくのはここまでにして、A様邸のレポートをはじめましょう。
下の写真は8月2日のA様邸の様子です。1階のダイニングから撮影しています。
左下は半地下のリビング。その上の横長の窓は中2階の足元に設置した窓です。
この窓は、はめごろしではなく、ちゃんと開きます。
とはいえ、前方に15度しか開かないので、
小さな子どもが落下したり、という心配はありません。
次の写真は、上の写真の翌日(8/3)のA様邸の半地下リビングです。
梁と手前の柱の塗装が終わりました。
完成に向けて着実に進行中です。
◎泉川・H様邸(ラ・クーヤ+平屋の二世帯住宅)
先月末に完成したH様邸。家の中の様子を少しだけ紹介します。
まずは、キッチンのカウンターに造作したニッチ。
奥様のリクエストにあわせて、大工が作りました。かわいらしい色使いになっています。
次はシステムキッチンの立ち上がりに作った収納スペース。
お風呂の窓枠などに使う防水性能の高い素材で造作しています。
続いて半地下のリビングルームです。家具は見学会用に当社が持ち込んだものです。
中3階のロフトの壁紙は「ワンピース」です。
◎下泉町・K様邸(大きな吹き抜けのあるシンプルモダンの家)
7月中旬に造成工事が完了し、8月3日から基礎工事が始まりました。
下の写真は7月21日、造成工事完了後に、地盤調査をしている様子です。
当社は、スウェーデン式サウンディング方式ではなく、表面波探査法を採用しています。
後者の方がより正確な地耐力を測定できます。
写真の右の方に写っている炊飯器のオバケみたいな装置(起振機)が地面を振動させ、
その奥にある2つの小さな検出器が振動の伝わる速さを測定します。
堅い地盤は振動が速く伝わり、やわらかい地盤はゆっくり伝わります。
さまざまな周波数の振動を測定することで、地面の下の様子が正確にわかります。
8月3日、基礎工事の第一歩「掘り方(ほりかた)」が始まりました。
掘り方とは、建物の基礎を作るために土地を掘削(くっさく)して、
高低差をつける作業のことです。パワーショベルを使って、
基礎を作るエリアの土を、周りから中心に向かって掘り出していきます。
上から見ると作業内容がよくわかります。現地のWEBカメラの画像です。
2日間の掘削作業を終え、掘り方が終わりました。
この後、いよいよ基礎を作っていきます。
上の写真から4日後の様子です。基礎配筋まで完了しました。
好天にも恵まれ、工事はハイペースで進んでいきます。
◎角野・T様邸(完全分離型の二世帯住宅)
雨のせいで滞っていた造成作業が進行中です。
T様邸の建築予定地は開発分譲地の1区画なので、
造成工事は当社ではなく、ディベロッパーさんが行っています。
8月末には造成が終わるので、9月からいよいよ当社での建築工事が始まります。
下の写真は、7月末のT様邸の建築予定地の様子です。
T様の宅地自体の造成はほぼ完了してますが、
こういったまとまった区画の開発分譲地は、
開発道路(位置指定道路)の造成と許可にすごく時間がかかります。
◎川東・U様邸(かわいらしい外観のコンパクトタイプの平屋)
先月号に地鎮祭の写真を掲載しましたが、
それから1ヵ月、基礎工事から上棟まで、工事は一気に進みました。
まずは7月24日のWEBカメラの映像です。基礎が出来上がっています。
翌25日、給水給湯の配管工事が進んでいます。
ピンクの管(さや管といいます)が給湯用、水色のさや管が給水用です。
さや管の中に実際に水が流れる給水管と給湯管が入る二重構造になっています。
昔は銅管や鉄管、塩ビ管をいくつも継いで配管をしていました。
継ぎ手が多いため、手間もかかるし、年月が経つと漏水も起こりました。
さや管になって、継ぎ手がなくなり、手間も漏水も格段に減りました。
建築の世界も進化しています。
26日には、土台が敷き終わりました。
きれいなマス目になっていて、碁でも打てそうです。
基礎用の断熱材が各マス目にキッチリ入りました。
27日。断熱材の上に下地用合板を貼っていきます。
これで上棟の下準備がほぼ完了です。
ここからは恒例の上棟レポートです。
7月30日。朝8時、上棟スタート!
上棟開始から1時間半で、柱、梁(はり)、桁(けた)が組み上がりました。
1時間後、天井の構造用合板を貼り終え、その上から遮熱シートを貼っていきます。
お昼休み後の14時、小屋束が組み上がりました。
16時20分、屋根の下地を貼り終わりました。
この後、防水用のアスファルトルーフィング材を敷き詰めて、無事に上棟完了となりました。
◎角野・F様邸(プロヴァンスデザインの注文住宅)
建物の解体工事が終わりました。
これから道路との境界に残っている壁(写真左側の20センチぐらいのブロック)を撤去して、
その後電柱の移動も行います。
家づくりが始まるまでには、もう少し時間がかかりそうです。
◎川東・M様邸(モノトーンの2階建て)
M様ご家族との家づくりですが、
床・建具など内装の打ち合わせなどは進んでいるのですが、
建物そのものの工事はまだ取り掛かっていない状態です。
家づくりのレポートは来月以降のスタートとなります。
乞うご期待ください。
M様邸の敷地の様子です(先月と同じ写真です)
◎川東・S様邸(ただいまプラン制作中)
S様ご家族との家づくりも、M様同様に、
プラン作りと内装関係の打ち合わせは進んでいますが、工事の進捗はまだありません。
なので、レポートは次回以降となります。
アイワホームの近況コーナー
◎岸の近況報告
先日、8年前に新築したお客様から「家が停電した」という電話がありました。
突然、分電盤の漏電ブレーカーが落ちたようなのです。
あわてて、電気工事屋さんといっしょに点検に行ったところ、
原因は太陽光発電のパワーコントローラー(パワコン)の故障でした。
パワコンは電気の直流/交流を変換する機械です。
家庭用の電気は交流で、太陽光パネルで発電される電気は直流です。
パワコンの故障で直流の電気がそのまま分電盤に流れ込んできたのが、停電の原因でした。
最終的にパワコンの交換で一件落着となり、
パワコンの保証期間が10年だったので、お客様に費用負担もありませんでした。
電化製品に故障は付き物ですが、酷暑の盛りに故障するのはカンベンしてほしいです。
◎髙瀨の近況報告
イオンモールのワイン売場で、よくワインを買うのですが、
いつごろからかソムリエの女性が常駐(?)するようになり、
おすすめのワインを紹介してくれるようになりました。
毎回1000円ぐらいの予算で、世界中のいろんなワインを楽しんでいます。
(続く)