月刊アイワホーム3月号/「省エネ性能の高い家づくり宣言」と「祝!上棟、プロヴァンス風の平屋建て」のお話
先月25日、四国電力が電気料金の値上げを発表しました。これで14か月連続の値上げです。電気料金は原油や天然ガスの燃料価格を反映して料金が上がったり下がったりする仕組み(燃料費調整制度といいます)になっているのですが、値上げの際は、利用者の負担が急に増えないよう上限額が決められています。今回の値上げはこの上限額いっぱいまで上がっているので、間違いなく来月も値上がりすると思います。しかもウクライナの件で、世界的に燃料価格が高騰しています。今後電気料金がどこまで上がるか、想像もできません。
夜間の安い電気料金を利用して…という方も多いですが、四国電力では夜間電力の値上げも実施していて、昼間と夜間電力の差が少しずつ減ってきています。(電気料金プランの一部見直しについて/https://www.yonden.co.jp/publish/page_14.html)
こういう情勢の中、これからは高気密・高断熱で省エネ性能の高い家がますます必要になってくると思います。エアコン1台で家全体が暖まる家、冷房を切っても涼しい室温が長時間持続する家。電気を安く買う工夫も大切ですが、それ以上に電気をあまり使わない家を作ることが大切だと思います。アイワホームは以前から高気密・高断熱で、省エネ性能の高い家づくりを行っていますが、今後はこれまで以上の工夫を重ねて、より省エネ性能の高い家づくりを進めていきたいと思います。(以上、アイワホームの省エネ性能の高い家づくり宣言でした)
ただいま家づくり進行中!のコーナー
◎西蓮寺・F様邸(2階建て)
昨年の8月から始まったF様邸の家づくりが無事に終わりました。早速ですが、完成したF様邸の写真を紹介したいと思います。
まずはF様邸の外観写真。青空の下、濃紺の外壁のF様邸。カッコいいですね。
もう1枚、F様邸の外観写真です。手前がF様邸、奥にあるのは7年前に建てさせていただいたご親族の家です。
LDK。外壁と同じような濃紺の壁紙を貼っています。キッチンカウンターの上の照明器具はオーデリック製です。
こちらはリビングの窓側からキッチンを撮影した写真です。キッチンの背面にも濃紺の壁紙を施工しています。アメリカンヴィンテージ風とブルックリンスタイルが融合したような雰囲気です。
キッチンの立ち上がりにはスパイスラックを造作しました。
2階に配置した3帖のサンルーム兼家事室。雨の日も安心して洗濯物を干すことができます。
F様邸に設置した太陽光発電システムのパワコンと蓄電池。蓄電池は、発電した余剰電力を貯めておくのはもちろん、安い深夜電力を貯めておいて昼間に使用することもできます。また地震などの災害対策としても有用です。最近設置する方が少しずつ増えてきています。
◎宇高町・N様邸(平屋建て)
N様邸も無事完成いたしました。こちらも完成写真を紹介していきたいと思います。
まずはN様邸の北西の外観です。写真に写っているドアは事務所用の玄関です。(N様邸は事務所併用住宅です)
続いて、N様邸のLDKです。テレビを置くスペースの背面をアクセントウォールにしています。
事務所スペースです。こちらは土間コンクリートで仕上げています。
◎若水町・K様邸(平屋建て)
前回のブログで完成写真を紹介したK様邸ですが、先日、敷地と道路境の水路床板の補強工事を行ったので、その様子を簡単に紹介しておきます。
陥没した水路床板。昭和30年代に施工されたものだと思います。鉄筋コンクリートではなく、手練りコンクリート板で、もともと低強度の床板が経年劣化していて、普通車の進入には差支えが無かったのですが、今回の解体及び新築の重機等の進入でひび割れが進行していきました。
このままだと危ないので、撤去して作り直すことにしました。
鉄筋コンクリート製の床板に作り直します。
完成した水路床板とK様邸。
◎八幡・J様邸(2階建て)
前回上棟の様子をレポートしたJ様邸。今回は断熱工事と外壁工事の様子を紹介したいと思います。
下の写真は、断熱材のアクアフォームを壁内に充填した状態のJ様邸です。アクアフォームは、水で100倍の容積に発泡する現場発泡タイプの断熱材です。発泡する際の爆発的な勢いで、電気配線の裏側など壁の中の細かな隙間まで断熱材が行きわたるので、断熱性能の高い家ができあがります。
家の外ではアルミ遮熱シートの施工が終わっています。家全体を包む銀色のシートがアルミ遮熱シートです。太陽からの輻射熱を90%以上反射するので、夏涼しい家ができあがります。とくに夜間のエアコンの効き具合が違ってきます。
アルミ遮熱シートの上から外壁材を施工しました。着々と家ができあがっていきます。
外壁材の間からアルミ遮熱シートが顔を出しています。この部分には黒い外壁材が入ります。外壁の色を貼り分ける際のひとコマです。
◎中萩町・M様邸(平屋建て)
2月14日に上棟を行いましたので、その様子を紹介します。
基礎の上に土台を敷いているところです。できたばかりのピカピカできれいな基礎です。(上棟の1週間前、2月7日に撮った写真です)
上棟が始まりました。まずは1階の柱を建てていきます。
1階の小屋梁を組んでいきます。ここまで2時間もかかっていません。平屋の上棟は早いですね。
天井部分にアルミ遮熱シートを貼っていきます。6人がかりなのであっという間です。
続いて小屋束や母屋といった屋根の構造材を組んでいきます。
屋根ができあがり、上棟完了です!
上棟から4日後のM様邸。屋根工事を進めています。最近はガルバリウムの屋根が多かったので、瓦屋根の施工はひさしぶりです。栄四郎瓦という会社のカパラスという製品を使っています。色はランダムホワイト。プロヴァンス風・南欧風のデザイン瓦です。
◎港町・T様邸(平屋建て)
港町で、新しく家づくりが始まります。回遊型動線と勾配天井のあるリビングが特徴的な平屋建てです。
下の画像は、完成予想パースです。片流れ屋根のオーソドックスな形状の平屋建てです。
こちらがT様邸の建築予定地です。
◎中村松木・T様邸(2階建て)
中村松木でも、新しく家づくりが始まります。ホームページからお問い合わせをいただいたお客様です。下の写真左側の建物を解体して新しく家を建てます。
こちらが完成予想パースです。
アイワホームの近況コーナー
◎岸の近況報告
先月に引き続き、昨年12月に放送されたアメトークの「本屋で読書芸人」で紹介された本のお話です。頭の体操というか、普段あまり使わない頭の中の回路を刺激したいと思い、ジョージ・ソーンダースという作家の書いたSF短編集「十二月の十日」を買って読んでいます。非常に風変わりな文体で書かれた、ブラックユーモアとシニカルな表現に溢れた短編集で、なかなか面白いです。筒井康隆さんのSFが好きな方は楽しめると思います。(好き嫌いがはっきりわかれる小説だと思います)
もうひとつおまけで、面白かった映画の紹介をしておくと、アマゾンプライムで見た「グランド・ジャーニー」。これは傑作でした!感動的で、おそろしいほどの映像美!実話を元にした雁と少年の心温まる旅立ちと成長の物語です。こちらは万人向けです!ぜひ!
◎髙瀨の近況報告
ひさしぶりに映画でも見てスカッとしようと、あまり詳しく調べないで、松坂桃李さん主演の「空白」という映画を借りて観たところ、ものすごくヘビーな人間ドラマで、見終わった後、非常に重苦しい気持ちになりました。
口直しに、今度は菅田将暉さん主演の「キャラクター」という映画を観たところ(これも直感的に選びました)、猟奇的な描写がいっぱいの映画で、観ている間ずっと、「思っていたのと違う…こんなはずではなかった…」という心境でした。映画を借りるときは、ちゃんと下調べをしてから借りましょう!
(続く)