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月刊アイワホーム2月号/「断熱と遮熱の違いについて」と「J様邸、無事上棟!」のお話

|Date:2022年2月10日 | Category:月刊アイワホーム |

 

お客様から土地選びのご相談を受けることが多いので、新居浜市内の分譲地は時間に余裕があるタイミングで、できるだけたくさんチェックするようにしています。そうして日々いろんな土地を見ていると、「もったいないな」と感じる土地に出会うことも少なくありません。

 

例えば下の写真の土地。南西の角地で、日当たりも良く、この分譲地でもっとも人気のありそうな土地ですが、実際はこの区画だけが売れ残っています。なぜでしょうか?

 

 

答えはこちら。区画の南側の角にゴミステーションが設置されているのです。

 

 

一般的に住宅は、採光を考えて南側に大きな掃き出し窓やベランダを配置するので、敷地の南側にゴミステーションがあるというのは、土地を売る側からするとなかなか厳しい条件になります。ゴミそのものは見えないのですが、ゴミを捨てに来る近隣の方の姿は目に入りますし、往々にしてゴミステーションの前が井戸端会議の場所になり、朝、ご近所さんの話し声で起こされる、という話もよく聞きます。この分譲地の場合、この位置にゴミステーションを設置するしかない事情があったと思うのですが、部外者としてはせっかくの南向きのいい土地なのにもったいないなぁと思ってしまうのです。

 

東京都や大阪市の一部エリアなど、日本全体を見渡すと、戸別回収を実施している自治体も少なくありません。戸別回収は、文字通り各家庭の玄関先にゴミを出して、清掃員の方が一軒ずつ収集していく方法で、分別ルールを守らないと持っていってもらえないので、住民みんながきちんとルールを守ってゴミ出しを行うようになります。また、ゴミステーションに関する様々な近隣トラブルの心配もありません。東京や大阪では、戸別回収のエリア限定で土地を探す方もいて、東京の台東区などは徐々に戸別回収のエリアを拡大しています。

 

もし仮に戸別回収が実施されていたら、上の写真の土地などは、ものすごく人気の高い土地だったでしょう。「悔しい…。悲しい…。なぜオレの上にゴミステーションなんか作ったんだ?」。そんな土地の嘆きの声が聞こえてくるような気がします。

 

 

 

 

ただいま家づくり進行中!のコーナー

 

◎宇高町・N様邸(平屋建て)

 

完成に向けて、最後の仕上げ工事が進んでいます。下の写真は、テレビボードまわりの電気配線を行う電気工事の職人さん。

 

 

この後、LDKのダウンライトとコンセントを取り付けていきます。

 

 

事務所スペースもこれからダウンライトとコンセントを取り付けます。(N様邸は事務所併用住宅です)。

 

 

家の外では、仮設電柱の撤去と電気本線の引込工事が進んでいます。

 

 

事務所入り口の土間コンクリートもきれいに出来上がりました。

 

 

 

 

◎西蓮寺・F様邸(2階建て)

 

F様邸も、完成前の最後の仕上げ工事が進んでいます。下の写真は完成したF様邸の外観。

 

 

正面から見たF様邸。

 

 

キッチンも最後の仕上げ工事中。キッチンカウンターの背面に濃紺を選ぶ方は多くありませんが、とても素敵な仕上がりになりそうです。

 

 

 

[F様邸・予約制見学会のお知らせ]

 

2月12日(土)、13日(日)の両日、F様のご厚意により完成見学会を開催させていただくことになりました。1日3組限定の完全予約制の見学会です。アイワホームの家づくりにご興味のある方は、ご予約の上、ご来場ください。

 

・見学会の詳細はこちらをご覧ください。

 

・ご予約はお問合せページからお願いします。

 

 

 

 

◎若水町・K様邸(平屋建て)

 

昨年の8月に始まったK様邸の家づくり。1月末に無事完成いたしました。以下、完成したK様邸の写真を紹介したいと思います。

 

グレーを基調にしたモダンな印象のLDK。

 

 

キッチンからリビング方向を撮影。

 

 

落ち着いた印象の主寝室。

 

 

濃い色と薄い色。2種類のグレーの壁紙を貼り分けた土間収納。

 

 

 

 

◎八幡・J様邸(2階建て)

 

着々と工事が進むJ様邸。今回は基礎工事から上棟、そして躯体検査の様子まで一気にレポートしたいと思います。

 

下の写真は基礎の立ち上がり部分にコンクリートを打設し、数日経った状態。昔は、流し込んだコンクリートの中の空気を抜くために、竹の棒で型枠を叩いたり突いたりしていました。コンクリートの流し込み作業を「打設」といったり「打ち込み」といったりするのはその名残です。(今は、竹の棒ではなく、電動の撹拌機で空気を抜いています)

 

 

型枠を取り外し、J様邸のベタ基礎が完成しました。左側に写っているのは土台用の構造材です。

 

 

1月18日、晴天の下、上棟を行いました。

 

 

天井にアルミ遮熱シートを貼る職人たち。アルミ遮熱シートは、太陽からの輻射熱(赤外線)を99%遮断するので、夏涼しい家ができあがります。

 

 

ちなみに輻射というのは、赤外線により物体の分子構造が振動し、それにより発熱する現象です。輻射によって発生する熱を輻射熱といいます。たまに「断熱材があれば、アルミ遮熱シートはいらないのでは?」という質問をいただくことがあります。断熱材は モノからモノへ直に熱が伝わる「伝導」による熱移動を防ぎますが、輻射熱を防ぐことはできません。高性能な断熱材と高性能なアルミ遮熱シートを組み合わせることで、夏も冬も快適な家をアイワホームは作っています。

 

2階の天井だけではなく、1階の下屋根にもしっかりアルミ遮熱シートを施工していきます。

 

 

アルミ遮熱シートの施工が終わると、垂木(たるき)を組んでいきます。

 

 

垂木の上に屋根下地材を施工していきます。

 

 

屋根下地の上に防水用のアスファルトルーフィングを敷き詰めていきます。これにて、上棟完了です!

 

 

上棟から約2週間後の1月31日。耐力面材の施工まで終わったJ様邸。すっかり家らしくなりました。

 

 

この日、躯体検査を行いました。第三者機関の検査員の方が、ホールダウン金物や筋交いが図面通りの位置にしっかり間違いのない方法で施工されているかどうか、念入りにチェックしていきます。

 

 

[おまけの写真]

下の写真の丸印の中の板のことを「振れ留め」といいます。これは、天井と壁の接合部にすき間ができないようにするための補強用の板です。

 

 

少し前までは天井と壁の接合部に廻り縁を付ける家が多かったのですが、最近はスッキリ見せたいという理由から廻り縁を付けない家が増えてきました。

 

時間の経過とともに木材が乾燥して縮むことで、壁と天井の接合部にすき間ができてしまうことがよくあります。廻り縁があると、すき間を隠せるので問題はないのですが、廻り縁がないとすき間がそのまま見えてしまいます。そのため、この板で接合部を補強することで、すき間ができないようにしています。小さな工夫を積み重ねて、家づくりを行っています。

 

 

 

 

◎中萩町・M様邸(平屋建て)

 

解体工事が終わり、基礎工事が始まりました。下の写真は、防湿シートを施工し、捨てコンクリートを入れたM様邸の敷地の様子。この上に基礎を作っていきます。

 

 

1月22日に配筋検査を実施しました。

 

 

基礎の底面にコンクリートを打設しています。

 

 

 

 

アイワホームの近況コーナー

 

◎岸の近況報告

 

昨年12月に放送されたアメトークの「本屋で読書芸人」を見られた方はいますでしょうか?読書好きの芸人さんがおすすめの本を紹介していくのですが、その中で、ゾフィーというお笑いコンビの上田という芸人さんが紹介していた「怒らないこと」という本に興味が湧き、早速読んでみました。

 

番組の中でゾフィーの上田さんは、「とにかく怒ることを徹底的に否定する本です」みたいなこと言っていたのですが、実際に読んでみると「怒る人は大バカで動物以下です。怒る人は負け犬です。知性のかけらもありません。たんなる怒りで動く肉の塊です。」と本当に毒舌全開で怒りを否定しています。あまりにもストレートに怒ることを全否定するので、清々しいというか、潔いというか、素直に怒るのは止めよう!と思える本でした。

 

 

 

 

◎髙瀨の近況報告

 

昨年の秋ごろから、ラニーニャ現象の影響で今冬は寒くなる、と言われていましたが、建築現場で打ち合わせをしていると、本当に今年の冬は寒い!と実感することが多いです。15分ほど立ち話をしていると体が震えてきます。立春を過ぎ、暦の上では春になりましたが、天気予報によると寒さはまだまだ続くみたいです。みなさんもお体に気を付けてお過ごしください。

 

(続く)

 

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