壁の倒壊で下敷きになった高校生
先日、岐阜市内の路上で高さ約11mの壁が倒壊し、
女子高校生が下敷きになって死亡した事件がありました。
現場は、工場の解体中だったそうですが、
壁の高さが11m、幅が17mもの大きさで、
材質はコンクリートと鉄筋、トタンが組み合わされたものでした。
道幅が、10mで、この女子高校生は
壁から9m離れた路側帯付近で、見つかったそうです。
この事件で思うことは、なぜこの業者は 事前に道路を封鎖して、
通行人を迂回させなかったかと云うことです。
現在、古い建物を解体している現場を、よく見受ける機会が多いのですが、
どの業者も付近の安全対策とか近隣対策とかは、取っていないようです。
解体は、あまり技術のいる業種では無いだけに、
有象無象に新規参入の業者が工事をしているのが、事実です。
また、不景気の故に値段競争も激化していることも見逃せません。
かと言って、このようなことがあっては、いけません。
業者自身に自浄能力がない限り、多分今後も、解体現場の事件は続出することでしょう。