エコキュートの故障原因
添付写真の配管は、エコキュートのタンクと室外機を結ぶ正しい配管ですが、
2本の内1本が水を室外機に送り、2本目がお湯に変換してタンクに送るようになっています。
5年前に弊社で新築していただいた自宅で、エコキュートが毎年故障をしている状況に、
お客様もさすがに不信感を持たれるようになって、原因を調べることになりました。
その結果もう1つの添付写真をご覧いただいて、間違った種類の配管が原因だと判明しました。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、
下記の写真の配管は追い炊き用の配管で、
温度60℃までが限界で、通常の沸かしたお湯100℃近い温度には対応できない配管でした。
正規の配管は、中心部にアルミ管が入っており熱にも耐えれるのですが、
追い炊き配管を用いると、中が熱で溶けて
それが、固まってカスがたまり室外機を故障させる原因となっていました。
変な話ですが、
メーカーのメンテナンスの人間が代わる代わる来て、
毎年修理して5年にもなるのに原因が、今頃になって分かるのもどうかと思いました。
結局どんなメーカーで、エコキュートを買っても、
配管やいろいろな部品を現地の水道屋が手配して、設置するので、
もし間違った部品を使用されると
今回のような初歩的な故障を繰り返してしまうことになります。
「人間は、いつも初歩的な間違いを繰り返す」と云った方がいましたが、
その通りの現象でした。