さんりんぼう とはどう云う意味?
お客様は 大安・友引・仏滅等の六曜には多少興味があっても、
さんりんぼうについては無頓着な方が多いようです。
カレンダーでもさんりんぼうを記載されているタイプと
明示されていないタイプとがありますので、重要視しない場合もあります。
但し 工事に携わる側の心理として業者全般では気にせずにはいられません。
「さんりんぼう(三隣亡)」は迷信の最たるものですが、
これを恐れ、信じている人も数多くいることも事実です。
この日に家作り、建築儀礼を行うと隣近所に災いを及ぼしたり、
工事にかかわる大工が大怪我をする等と言い,建築上の凶日とされています。
明治以前は三輪宝といい「家建ててよし」と暦には書かれ吉日でしたが、
後に三隣亡(三件隣まで滅ぼし日)と書かれたことから、
こちらの暦のほうが大流行してしまい現在でもその流れが受け継がれています。
人々は良いことより悪いことを言われたほうが物事を信じやすいと言う
深層心理は、昔も今も変わりがないのでしょう。
十二宿、二十八宿などの暦にあるように「さんりんぼう」であっても
「家建て吉」と書かれていたり、「差し障りない」と
あったりで何の根拠もないと思われますが、
気になる方はやはりしっかりとお祓いして気持ちの整理をして
建築行事に入るべきでしょう。